【国際観光学研究科】ガンボルド・ナムーンさんの活躍が日本エコツーリズム協会会報誌にて紹介されました

国際観光学研究科国際観光学専攻・博士前期2年のGANBOLD NAMUUN(ガンボルド・ナムーン)さんは本学国際課が紹介した富山県上市町のインターンシップに参加し、上市町観光協会と共に上市町および周辺地域住民の皆様と交流しながらエコツーリズムに関するアンケート調査やインタビューを行いました。
この調査をもとに、上市町事務局長の澤井俊哉氏が分析を行った結果を日本エコツーリズム協会会報誌「ECOツーリズム 107号」へ投稿しました。

ガンボルド・ナムーンさん コメント

As an international student who did not speak Japanese and had no local network, conducting research in Kamiichi Town—including surveys and interviews with local residents—was an incredibly meaningful experience. This was made possible entirely by the people of Kamiichi, who welcomed me with open arms and treated me like family, supporting me at every step of the research process. Through this study, I had the opportunity to meet people ranging from children aged five or six to elders in their eighties and nineties, allowing me to engage with the community across generations and beyond the scope of a graduation thesis. This experience taught me that ecotourism is not only about destinations or programs, but about trust, human relationships, and the voices of local people. I still vividly remember the words of an elder at the community center: “If you cannot go around the world, let people bring the world to you.” Finally, I would like to express my sincere gratitude to the university for giving me this opportunity to build connections that transcend places and borders.

日本語が十分に話せず、地域に知り合いもいない留学生だった私にとって、アンケート調査やインタビューを含む上市町での研究は、非常に貴重で忘れられない経験でした。この研究が実現したのは、ひとえに上市町の皆さんの温かい支えのおかげです。初めて訪れた私を快く迎え入れ、家族のように接しながら、調査の一つ一つを丁寧に支えてくださいました。研究を通して、5~6歳の子どもから80~90代の高齢の方まで、世代を超えた多くの方々と出会い、修士論文の枠を超えた学びとつながりを得ることができました。この経験から、エコツーリズムとは単なる観光の仕組みではなく、人と人との信頼関係や地域の声を大切にする営みであると実感しました。公民館で出会ったご高齢の方の「世界を周れなくても、人が世界を連れてきてくれる」という言葉は、今も心に深く残っています。このような地域と世界をつなぐ貴重な機会を与えてくださった大学にも、心より感謝しています。

※ガンボルド・ナムーンさんは先導的留学生スカラシップ入試 で入学したモンゴル出身の外国人留学生です。

中挾知延子 教授(指導教員) コメント

ナムーンさんはモンゴルからの留学生です。モンゴルでは、冬は日本と比べて想像を絶するくらい氷点下が続き厳しい季節になります。そんな過酷な自然の中で、地域住民が共に手を取り合って観光開発にも関わり、生活の向上を目指すにはどうすればよいのかがナムーンさんの研究の出発点でした。その目的を達成すべく大学院ではコミュニティ・ベースド・ツーリズム(CBT)に着目し研究を進めました。比較のための現地調査地として、日本のどこかにモンゴルと同じような冬の自然と共生して観光開発を進めている場所を探していたところ、富山県の上市町に出会い、足を運ぶことで、町で地域活性化活動のリーダーの方とも友好関係を築いています。ナムーンさんのオープンで明るい性格は多くの町の方々を惹きつけ、「日本でのお母さんになってあげるよ」などと声をかけてくれる方もおられるようです。上市町から帰ってくると驚くほど日本語が上手になっているナムーンさんでした。研究成果をモンゴルに適用してくれるのはもちろんのこと、これからもモンゴルと日本の国際交流の架け橋としても大いに活躍してくれると期待しています。

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関連リンク

・富山県上市町 https://www.town.kamiichi.toyama.jp/
・一般社団法人日本エコツーリズム協会 https://ecotourism.gr.jp/
・東洋大学留学生支援プログラム インターンシップ https://www.toyo.ac.jp/academics/international-exchange/itepp_jp/internship/

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